レッスンはグランドピアノで行います。
グランドピアノは、低音域の弦が太く高音域の弦が細いことが視認でき
ハンマーが弦を打って音が出る瞬間を見ることができます。
さらにダンパーペダルを踏んだときの弦が開放されるさまを見ることで
響きがどのように作り出されるかを知ることができます。
電子ピアノやアップライトピアノでは箱の中でなにが行われているかが見えないため
発音の仕組みが分かりにくく、ピアノ本来の奏法も身に付きにくいものです。
自身の出す音を聴かずに
タイミングのみで鍵盤を押す、またはペダルを踏んでいる演奏者をときどき見かけます。
楽器の特性を理解しないままにいったんついてしまったこうしたクセは直しにくいものです。
楽器の構造や発音のメカニズムを耳だけでなく視覚的にとらえることで
初期の段階から楽器の全体像を理解します。
自分の出したい音を表現するための鍵盤のタッチの速さや深さ、
そのために指先を、身体をどうコントロールすればよいのか
楽器の特性も踏まえつつ考えながら弾くことができるのです。